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EINSTEIN THE TUBE II
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EINSTEIN THE TUBE II 入力から出力までスイッチやリレー、スイッチングFET、トランジスターなどはシグナルパス上に全く存在しません。 ダイレクトライン思想、デュアルモノラル、完全バランス設計を徹底した真空管プリアンプ。 この2行の製品コピーを読むだけでドイツらしいと思えてしまいます。入力に対して真空管を一対一で対応させ、対応する真空管を切り替える事により入力セレクトを行い信号の純度を極限まで高める、いや何とも頼もしい言葉が並ぶ製品です。ハイエンド製品が発売される度にその製品コピーには目を見張るものがありますが、ここまで強く言い切っている製品も久しぶりです。往々にしてハイエンド製品の高い触れ込み(キャッチコピー)は当然の事なのですが、これを読んだ時にはさすがに早く聴きたくなりました。ようやくじっくり聴ける機会にも恵まれて音を出して、簡単に言うとこの製品コピーの雰囲気に間違いはほぼ無いと音を聴きながら思います。新鮮な材料をシンプルかつ丁寧につくられた料理は必ず舌に伝わるように、音もまたそうのように耳に体に伝わります、自然であるとかナチュラルであるとかは二番目でもよいと思えるほど言葉で伝えるには難しいのですが、不思議と良いと感じる瞬間はそうなってしまう事が多いのです。真空管をプリアンプに構えるのは好きなのでご来店の方にもご相談頂いた際はお勧め差し上げるのですが、このプリアンプもまたその1つに入る良い製品となりました。プリアンプはオーディオシステムの中枢です、様々なコントロールと「音色」を支配するプリアンプには、こだわりを強く持ちたいものです。 |
2011年11月26日
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